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かつて日本に存在したパッカード【その②】続


先日掲載したパッカード120の別ショットが発掘されたので、もう少しディテールが分かってきました。

 この写真から判別すると「Packard 120 touring sedan for seven passenger 」もしくは「Packard 120 touring limousine for seven passenger 」と呼ばれるモデルで、もしくは…というのも、運転席後部のパーティションの有無で判別することが出来るのですが、この写真からそこまでの判別はちょっと難しそうです。  おそらくリアドアの形状からして138inchのホイールベースをもつモデルで、メートル法換算で3.5mオーバー(!)になる巨体です。  現在のモデルだと、ちょうどロールスロイスファントムと同じホイールベースになる計算です。  そう聞くと、なぁ~んだ…と思うかもしれませんが、それから20年近く後の1955年に誕生する当時の最高級国産車”トヨペットクラウン”ですらホイールベース:2530mmしかなかった訳で、当時の街並みに佇むこのパッカードの存在感は、そりぁ驚異的だったことでしょう。  この120に搭載されていたエンジンは直列8気筒水冷SV(サイドバルブ)282cu.in.で、SI単位系換算で約4.6リッターとなります。ちなみにクラウンは…直列4気筒OHVの1500ccです。  この個体の別ショットや情報をお持ちの方、ぜひ教えてください! dean

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