メルセデスベンツ ミディアムクラス 280CE です。W123型（クーペはC123、ステーションワゴンはS123）と呼ばれるこのミディアムクラスは、新車当時そのほとんどがお医者様や社長様のプライベートカーとして親しまれ、現代の路上へと踏み出せば、当時働き盛りだったご年配方の眼差しは実に温かく、信号待ちなどで話しかけられることは珍しくなく、皆懐かしそうにその当時の憧れをお話しされます。

　このクルマは実に２０年以上もの間、中堅企業の会長様のガレージにて眠りについていたもので、内燃機関系、電装系、駆動系、内外装をレストレーションし、息を吹き返すことに成功しました。

　商売ありきの業者の手に渡ったことのない貴重な一台で、業者オークションなどに出品してしまえば故郷ドイツからのバイヤーによって里帰りを果たす事になりそうな存在です。

　ブリヂストン製ホワイトリボン、純正ステンレスホイールキャップ、純正レースカバーが生み出す”当時のエレガントらしさ”はベンツ特有の「いやらしさ」とは無縁で、情緒漂う佇まいが見る物をホッとさせてくれるに違いありません。

　エアコン、ラジオカセット、電動アンテナ、パワーウインドウ、とても珍しいサンルーフも全て動作いたします。４輪ディスクブレーキを装備し、直列6気筒DOHC 2800ccの強心臓とダイムラー製４速ATで、現代の路上でも難なくお使いいただけます。